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キビキビ先生のお話

ぷっちは今日もバイオリンのレッスン。大体、月に2〜3回、土曜日に追加レッスンがある。

「もうすぐ夏休みですが、ぷっちは頑張っているのでご褒美に、夏休み中に2回、無料でレッスンをしますよ」と先生が言ってくれた。わ〜、感激。無料だなんて〜。

キビキビ先生が言うには、「ドイツの子はこの時期になるとすでに夏休み気分になってあまり練習をして来ない。親も「どうせもうすぐ夏休みなんだから」と思っているようだ。それは本当にドイツのよくないクセ。やるからには最後まできちんとやるべき。私も学期のギリギリまで真剣にレッスンをします」

先生はバイオリンのことだけでなく、たろっぴやぷっちの学校のこともすごく気にかけてくれている。

「ドイツの教育はダメだわ。サッカーの欧州戦の最中だから授業は休講だの、暑さ休みだの、なんだかんだと言ってちっともまともに授業をしないでしょう。教師達には責任感があるのかしら?もっとしっかり子どものことを考えて欲しいわ!

 学校教育だけじゃなく、音楽も同じ。ベルリンフィルへ行ってご覧なさい、オケには外国人しかいないから。ドイツにだって才能のある子はいる。でも、誰もそれを見つけてやらない。本当に困ったことだと思います。もちろん教師も人間だから、生徒との相性などはあるわよね。私だって苦手だなと思う生徒はいる。でも、そんな個人的感情で生徒の芽を摘むようなことはしちゃいけないわ。教師には生徒のポテンシャルを伸ばすという責任があるんです。学校の先生方ももっと責任を持って生徒の指導をすべきだと思う」

おーっ。これには感動した!

キビキビ先生は確かに厳しいけど、そんなに真剣な気持ちで指導に当たっていてくれていたとは。お金さえ貰えれば適当でいいやっていう気持ちで教えてくれてたら、やっぱりガッカリだもんなあ。
by ongakunikki | 2008-06-29 06:07 | 練習記録
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