ハゲツル先生の教授法
ピアノの教え方はきっとその先生によっていろいろ違いがあって、どれが良い教え方でどれがダメというのは私には全然わからないけど、生徒との相性や音楽的好みなんてのもあるんだろうな。
4月から私たちが新しく教わるようになったハゲツル先生(注:失礼な呼び名のようですが、ハゲツルというのはぷっちがつけたあだ名で、先生は本当はカッコいいスキンヘッドなのです)の教え方は、それ以前に日本で教わっていたK先生と、いろいろ違う。 ハゲツル先生の方針は、初心者の私たちの場合には、 * 難しい曲を簡易版で弾くよりも、易しい曲を原曲で弾きましょう。 * 難しい曲を無理して弾くよりも、易しい曲を丁寧に弾きましょう。 * テンポを上げることは考えず、ゆっくりと静かに弾きましょう。 先生は、「musikalischに弾く」ということをとても重視していて、「音量を上げずにピアノでゆっくり静かに弾くと、自分の演奏の隅々まで聴こえて、どこがよくないかよくわかる。また、テンポを上げよう上げようとすると、たとえ思い通りのテンポで弾けたとしても、その分音楽性が犠牲になる」んだって。 メトロノームかけて頑張れ!っていう感じではない、今のところ。 それから、教本を最初から順番にやらせるという方法ではなくて、生徒の演奏を聴いて、「今、こういう練習が必要なようだから、この曲を」というふうに、一回一回その時点で適した曲を選出してくれる。 レッスンのときは、最初は横に座って指の動きなど細かく見るけど、正しく押さえられるようになったら今度はレッスン室の反対側に置いてあるソファーのところに行って、そこに腰掛けて目をつぶってじっと生徒の演奏を聴いている。 K先生はどっちかというと、もっとテクニカル重視だったなあと今になって思う。それぞれの持ち味なんでしょネ。
by ongakunikki
| 2007-06-05 19:13
| 音楽メモ
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