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by ongakunikki
| 2009-07-01 23:21
| 音楽メモ
私は音楽的才能がないので、子ども達の楽器の演奏を批判することはない。練習のときにもアドバイスはしてやれない。
だからそういう意味で音楽教育に熱心な親の部類には入らないけれど、子ども達が楽器を始めたいと言ったときに「自分が習いたくて習うなら、毎日必ず練習すること」を約束させた。かなり厳しい口調で言ったので、子ども達は一応、それを守って練習は続けて来た。 でも、性格的にたろっぴはどうも怠け者で、隙あれば楽しようとするところがあって、たった5分引いただけで「練習した!」と言うことが最近増えて来たので、昨日、本人と話をすることになった。 子ども達がそれぞれ二つの楽器を習っているので、毎日の練習の時間的コーディネイトは楽ではない。時間にしたら合計で正味2時間ちょっとに過ぎないけれど、ピアノは私も含めて三人が習っているから順番に練習しなくてはならないし、居間にあるから、誰かがテレビを見ているときにはピアノは弾けない。 なるべく本人達の自主性に任せたいと思いながらも、次々と練習してくれないと回らないので、私が「たろっぴ、ピアノをやりなさい」「ぷっち、今のうちにバイオリンを弾きなさい」と声をかけなくてはならず、子ども達は自分が何か別のことをしている最中にそうやって中断させられると機嫌が悪くなる。「言われなくてもやるのに!」と思うようだ。 しかし、本人達は「あとでやろう」と思っていても、急にお客さんが来ただの、出かける用事ができただのということがあると、結局練習のタイミングを逃してしまい、気がついたら夜9時でまだ練習を始めてもいない、ということになってしまったりする。 特にたろっぴは中学に入ってから、学校の宿題が山のように出るため、時間的にキツくなってしまった。帰宅するととりあえずはパソコンで遊んだりしたい。中学生だから当然の欲求だよね。でも、そんなことをしているとピアノ、バイオリン、宿題の3点セットを片付ける時間がなくなっちゃう。 楽器を二つ続けるというのは本人にとってストレスのようだし、私も練習しなさいとうるさく言うのに疲れるし、もう限界かな〜というところに来てしまった。 それで、「毎日二つの楽器を練習するのが大変なら、一つに絞ったら」と言った。本人はそう言われてグズグズと迷っていたが、私が「ちゃんと練習しないなら、レッスンに行ってもしょうがない」と強く言うと、諦めたのか「じゃあ、バイオリンにする」と答えた。 これには私も夫もびっくり。 てっきり、たろっぴはピアノを選ぶものと思っていたから。長くやっている分、ピアノの方がバイオリンより上手だし、彼にはどちらかというとピアノの方が合っているような気がしていた。しかし本人は、「ピアノはもうある程度弾けるようになったけど、バイオリンはまだ始めて2年で、弾けると言えるほどは弾けないから、今ここでやめるのは中途半端過ぎる」って言うの。私は「まだたいして弾けないからこそ、やめる」のかと思ったのに、逆のようだ。 「一つに絞れ」と言ったのは私なのに、意外な展開に困ってしまった。たろっぴは、ピアノはレッスンを受けなくても、好きなときに弾けばいいと考えたようだけど、彼の性格からして、課題がなければ練習もしない。練習しなかったらあっという間に弾けなくなってしまうだろう。引っ越しで二度も中断したとはいえ、通算6年も習ってそれなりに弾けるようになったのに、もったいない.......... 彼が「もうやめたい」と思ったわけでもないのにやめさせるのは可哀想か。。。。。 とかなんとかごちゃごちゃ考えて、ようやく話がこのようにまとまった。 「たろっぴは、毎日両方の楽器を練習しなくても良い」 できれば両方練習するけど、無理なときは一つだけでもよし、ということにした。これで精神的な負担は半減するだろう。 その分、上達は遅くなるけど、完全にやめてしまうよりいいよね。。。。。 #
by ongakunikki
| 2009-06-28 19:57
| 練習記録
ぷっちの1/2バイオリンは顎当ての形が合わずに痛がっていたので、工房に持って行って取り替えてもらった。いくつかあててみて、ちょうどピッタリだと選んだものは、4/4用のものだった。
ぷっちって、顎が大きいのかしら。。。 たろっぴのバイオリンも、今の楽器になってからすでに二度も顎当てを交換している。というのも、現在成長期でどんどんと顎の骨格が変わって来ているようで、変えても変えても合わなくなってしまう。 うーむ、そうか。4/4になったら楽器はそれ以上大きくならないけれど、弾き手はその後も体格が変わるわけで、楽器の体への乗り方も変わるんだね。 たろっぴとぷっちのバイオリンの音色は全然違い、たろっぴの音の方が硬質でシャープ、ぷっちの方が柔らかく厚みがあるのだけれど、それは弾き方や楽器の違いだけではなく、体型の違いにもよるのかなあ。 #
by ongakunikki
| 2009-06-02 23:05
| 練習記録
バイオリンの先生の都合で、ぷっちの水曜のレッスンを木曜にできないかと言われた。
しかし、木曜日はぷっちは学校の体育の授業で2時間連続水泳があり、放課後すぐピアノのレッスンが60分ある。その後バイオリンというのはどうだろうかと思うと事情を言うと、「じゃあ、一度だけやってみて無理なら別の日を考えましょう」ということになった。 ピアノのレッスンにバイオリンも持参で行ったので、ハゲツル先生が「せっかくだから何か弾いてよ。伴奏してあげるから」と言ってくれ、オスカー-リーディングのコンチェルトop.35の第一楽章を先生と一緒に演奏した。 「随分良く弾けるようになったんだね〜」と褒めてもらったが、「ボクの細かいニュアンスにもちゃんと合わせて来てすごいよ。でも、少し音が下がり気味なのが気になるな」という感想も。確かに、ぷっちはちょっと気を抜くと音が下がる傾向があると私も思っていた。 ハゲツル先生は「ピアノで聴音をやるときにはよくできているから、耳の問題ではないと思いますけどね〜。バイオリンのことはボク、よくわからないですが、難しいんでしょうね」と。 その後、バイオリンレッスン。今日は久しぶりに私も隣の部屋で待っていたのだが、聴いていたら音が下がりっぱなしでひどい状態。ハゲツル先生と合わせたときよりもさらに下がりまくって、キビキビ先生にずっと注意されていた。う〜ん、バイオリンってやっぱり難しい楽器なんだなあ、と思いながら待っていると、突然ドアが開いて先生が出て来て、 「今日はだめだわ。ぷっち、疲れていて腕が動かない。無理しても意味がないので、別の日にしましょう。土曜日に私の自宅に来られますか?」 それでレッスンは中止になった。 「あの、さっきピアノの先生にバイオリンの音が下がると指摘されたのですが」と聞いてみたら、キビキビ先生は「疲れて腕に力が入らないからですよ。先週はちゃんときれいに弾けたんですから、できないわけじゃないのよ」と言う。なんだ、そうなのか、、、、 水泳の後っていうのはやっぱり無理があったか、、、 ピアノでも疲れているとうまく弾けないのは同じだが、鍵盤の場合、ミスタッチが増えることはあっても音そのものが狂うことはない。バイオリンはほんのちょっとした加減で半音くらいすぐに狂ってしまうから大変なんだなあと思った。 #
by ongakunikki
| 2009-05-29 00:24
| 練習記録
ドイツでは音楽教育は早く技術を習得するよりも楽しむことを重点に置く先生が多いように思う。
そのためか、正当派のクラシック音楽レッスンを受ける子は割に少なく、特にピアノでは最初からポピュラー音楽を取り入れることが多い。まあ、これは日本も最近はそうなのかな? うちの場合はたまたま、バイオリンは正当派の先生で、ピアノの方はそれなりに対応はしてくれるが最初はクラシックから学ぶのを勧める先生なので、子ども達は今のところクラシックをやっている。(たろっぴは日本ではポピュラーだったのだが) 小さい頃クラシックで音楽を始めた子どもには、そのままずっとクラシックで進んで音大に行くような子も入れば、成長の過程で別の形に出会ってそちらの方向に進む子もいるだろう。嫌々習っていたのでそのうちやめてしまって、音楽とは全くの無縁になるという子も中にはいるかもしれないけれど、私の想像ではそれは少数で、自分で演奏をしなかったとしてもなんらかのかたちで音楽と係っていくのではないかと思う。 最近、ぷっちを見ていて、彼女は正当派のままではいないだろうなと感じるようになった。技術的にまだ未熟だから「クラシックでやっていくのは厳しいかな?」と思う部分もあるのかもしれないが、それだけでなく性格的に正当派できっちりというよりもオリジナル音楽のエンターテイン系というほうが彼女にはしっくり来る。ピアノでもバイオリンでもいつも即興で曲を作って弾いている。それが彼女にとっては一番楽しいことのように見える。 この先どのようになるにせよ、たろっぴもぷっちも今ピアノやバイオリンをやっていることは何かの役に立つんじゃないかなと思っているんだけど、、、、、 ところで、クラシックとは全く関係がなさそうに見えるロックの世界の大物、世良公則さんも子どもの頃はバイオリンをやっていたのね。一瞬意外な気がしたけど、よく考えてみたらなるほどというか、あの感性の良さはバイオリンで培われたと思うとしっくりする。そういえば、さだまさしさんもバイオリン少年だったのよね。(息子さんが現在音大生だったかな?) 世良さんのインタビューが興味深かったので。 世良公則ロングインタビュー Vol.1 #
by ongakunikki
| 2009-05-27 15:57
| 音楽メモ
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