カテゴリ:音楽メモ( 55 )

神童

Ben Michael Jackson

マイケル-ジャクソンさん、安らかに。


Ben Connie Talbot

コニーちゃんの人生が幸せなものとなりますように!
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by ongakunikki | 2009-07-01 23:21 | 音楽メモ

音楽的人生

ドイツでは音楽教育は早く技術を習得するよりも楽しむことを重点に置く先生が多いように思う。

そのためか、正当派のクラシック音楽レッスンを受ける子は割に少なく、特にピアノでは最初からポピュラー音楽を取り入れることが多い。まあ、これは日本も最近はそうなのかな?

うちの場合はたまたま、バイオリンは正当派の先生で、ピアノの方はそれなりに対応はしてくれるが最初はクラシックから学ぶのを勧める先生なので、子ども達は今のところクラシックをやっている。(たろっぴは日本ではポピュラーだったのだが)

小さい頃クラシックで音楽を始めた子どもには、そのままずっとクラシックで進んで音大に行くような子も入れば、成長の過程で別の形に出会ってそちらの方向に進む子もいるだろう。嫌々習っていたのでそのうちやめてしまって、音楽とは全くの無縁になるという子も中にはいるかもしれないけれど、私の想像ではそれは少数で、自分で演奏をしなかったとしてもなんらかのかたちで音楽と係っていくのではないかと思う。

最近、ぷっちを見ていて、彼女は正当派のままではいないだろうなと感じるようになった。技術的にまだ未熟だから「クラシックでやっていくのは厳しいかな?」と思う部分もあるのかもしれないが、それだけでなく性格的に正当派できっちりというよりもオリジナル音楽のエンターテイン系というほうが彼女にはしっくり来る。ピアノでもバイオリンでもいつも即興で曲を作って弾いている。それが彼女にとっては一番楽しいことのように見える。

この先どのようになるにせよ、たろっぴもぷっちも今ピアノやバイオリンをやっていることは何かの役に立つんじゃないかなと思っているんだけど、、、、、

ところで、クラシックとは全く関係がなさそうに見えるロックの世界の大物、世良公則さんも子どもの頃はバイオリンをやっていたのね。一瞬意外な気がしたけど、よく考えてみたらなるほどというか、あの感性の良さはバイオリンで培われたと思うとしっくりする。そういえば、さだまさしさんもバイオリン少年だったのよね。(息子さんが現在音大生だったかな?)


世良さんのインタビューが興味深かったので。


世良公則ロングインタビュー Vol.1
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by ongakunikki | 2009-05-27 15:57 | 音楽メモ

Lang Lang自伝とインタビュー

Lang Langの自伝をドイツ語で読んだ。

かなりショックな内容、、、、五嶋みどりさん自伝も気が滅入ったけど、こちらも本当に辛かった。

彼の父親は熱心なんていうのを通り越していて、狂気の沙汰としか私には思えず、父親の熱意があってこそ今の息子があるということは認めても、美談であるとはどうしても受け入れられなかった。

異常な子ども時代を、それほどドラマチックにも感傷的にもなることなく語っているのがまた不思議でもあり、本人は今、自分の過去をどう思っているのだろうか?と気になったり、まだ二十代の彼には過去を振り返るのは早すぎるのではないかという気がしたり、、、、、、

アマゾンのレビューを見ると、ドイツと日本はそれぞれ二人くらいしかレビューを書いていないので一般化できないとして、アメリカの方を見たら、「素晴らしい!感動!」という感想を書いている人達はほとんど中国系の人のようだ。

もちろん、同胞の中からあのように成功した人物が出たということは中国の人にとって誇らしいことであると思う。日本人から彼のような人が出たら、「親の苦労の賜物」と絶賛する日本人もきっといるだろう。

でも、メンタリティの違いというのはやはりあるのだろうなと思わざるを得なかった。欧米の読者はあの自伝を読んで、どう感じただろう。彼の父親は「天才を育て上げた素晴らしい親」とはみなされないのではないかな。気違いでしかないのでは?


そんな風に思っていたら、ゆうべたまたまドイツのテレビでランランのインタビューが流れた。短いものだったけれど、内容は自伝に関するもので、父親は否定的に紹介されていた。やっぱりなあ。

「お父さんと貴方の辛かった子ども時代について話をされることはありますか?」という問いに対し、
「いいえ。父と昔の話はできません。この話題は避けています。過去を思い出すことは父にとって、とても辛いことだと思います」と彼は答えていた。

自分が子どもにして来たことは、異常なことだったとお父さんも今では思っているのだろうか?

親の過剰な期待に子どもが潰れれば、その親は世間に非難される。でも、同じことをしても子どもが成功すれば、美談となってしまうことが多い。子どもが社会的に成功さえすれば、親の子虐待の罪は消えるのだろうか。

なんだか釈然としない気持ちが残ってしまった。

過去を変えることは誰にもできないのだからしかたがない。ランランにはこれから音楽家として幸せな人生を歩んで欲しいな。
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by ongakunikki | 2009-04-02 17:49 | 音楽メモ

マルティン シュタットフェルト普及委員会

お知らせです。

このたび、トミ子さんの発案により、ドイツの若手新鋭ピアニスト、マルティン シュタットフェルトを日本の音楽ファンのみなさんにご紹介するためのサイトを、トミ子さんと私とで運営することになりました。

今のところ、私は何もしていませんが、、、、、早速、トミ子さんがマルティンブログを立ち上げてくださいました。著作権の問題等、不安な点があるので、今のところパスワード保持者のみのクローズドサイトとなっていますが、音楽の好きな方でしたらどなたでも閲覧大歓迎ですので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

詳細は、こちらをご覧ください。

内容はまだ未定ですが、マルティンのインタビュー記事や映像、新譜のレビュー、コンサート批評などを中心にご紹介できたらと思っています。

以上、ご案内でした。
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by ongakunikki | 2009-03-09 16:30 | 音楽メモ

ドイツの音大、アメリカの音大

うちのアップライトのピアノは、ハゲツル先生が引き取ってくれることになった。

ピアノ屋さんに下取りを断られて困っていたので、ありがたい。先生のレッスンスタジオの隅に置いてくれるというので、ぷっちはとても喜んだ。グランドピアノが来たと言っても、アップライトにもなんとなく愛着があって、手放すのはいやだなーと思っていたらしい。

私は去年の夏からピシュナの指練習をやっている。面白くないけど、もうちょっとがんばった方がいいと先生に言われている。私は指の筋肉が発達していないので、少し鍛えないとなかなか難しい曲が弾けるようにならないんだって。

「ボクもね、音大時代にブラームスの指練習を延々とやりましたよ。最初はつらかったけど、やってよかったです。生徒さんにはテクニック練習は無理強いしないことにしてますけど、頑張れそうな人には勧めます」

私、頑張れそうな人、、、、、、?

ちなみに、ぷっちもテクニック練習をさせられているが、たろっぴはなし、、、、、、、、

そんなところから、音大の話になった。ドイツの大学というと、伝統的にはディプロームとかマギスターという日本でいうと修士に当たる資格を6〜7年かけて取るシステムだったが、昨今の教育改革でバチェラー(学士)過程が導入され、いろんな面で混乱をきたしている。それは音楽などの芸術分野にも及んでいるそうだ。

生徒さんの一人であるMさんは、大学で建築学を学んだ後、音大に入り直したいと希望していたけれど、実技の点でそれがかなわなかったので、現在は総合大学で「音楽学」を学んでいる。音大とは違い、実技の授業はない。しかし、実技の試験は定期的にあるという話なので、不思議に思った。得られる資格は学士で、短期間に膨大な量の文献を読んでレポートをまとめたりしなければならないので忙しく、演奏の練習をする時間があまりないのだそうだ。

「音楽などの芸術分野で詰め込み式の教育をすることが正しいことなのか、考えちゃうんですよねえ」と先生は言っていた。

先生は、諸事情のため、音大に入学したのは30歳近くになっていたそう。だから、若い同級生とはまた違ったように大学時代を経験した。音楽には、年齢のいかないうちにできるだけ早くテクニックを磨いて行くのが良いという面ももちろんあるが、音楽以外の経験があって初めて表現できるものもあるし、一概にこれがベストと言えるものはないと思う、と言っていた。

先生はアメリカの音大に一年留学した経験があるが、アメリカの音大はドイツのとはまた全然違って、カリキュラムがきっちりと組まれ、教授の指示にしたがってこなしていくスタイルらしい。

「驚いたのは、実技のレッスンは有料で、生徒が自分で買わないとならないんですよ。ボクは性が基金を貰っていたので、生活費はなんとかなりましたが、レッスンは高くてなかなか受けられませんでした。教授が寛大で、自分の不在のときには自由にピアノを使っていいよと言ってくれたので、弾くことはできましたが、十分に教わることはできなかったんですよ」

うーん。アメリカのシステムって日本と似ているんだろうか?私は日本の音大のことも詳しくないけど、人に聞いた話では日本も「すごくお金がかかる」そうだけど、、、、、、、

ドイツの音大は、今いろいろシステムが変わりつつはあるけど、ゆっくりと音楽を学んで行きたい人に合っているのかしら?
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by ongakunikki | 2009-02-20 16:32 | 音楽メモ

ピアノの調律

新しく来たピアノの調律に調律師さんが来た。

ピアノは移動してから部屋に馴染むまで最低1週間はかかるということで、今日ようやく調律することができたのだが、このところすごく気温が低く、ヒーターを強くかけていたことなどもあるのか、かなり音は狂っていたようだ。

普通じゃなく大きい残響の件も、運んで来た人の作業が原因だったようで、完全に直った。また随分と音色が変わった。

このピアノはCarl Eckeというメーカーのもので、今はもう存在しないが、戦前はわりと有名なメーカーだったらしい。日本語で検索すると見当たらないが、アメリカやヨーロッパのアンティークピアノ販売サイトでは結構見つかる。

調律師さんの話では、戦前はドイツには小規模ながら質の高いピアノメーカーがたくさんあったけれど、残念なことに今はほとんどが潰れてしまった。一つ一つ手作りで素材にもこだわっていた時代のピアノは個性があり、調律するのも楽しいけれど、今の大量生産のピアノはネジ(というのかな?)が硬くて微調整が効きにくい。ベヒシュタインのような一流メーカーのものですら、昔に比べると質が落ちている、と言っていた。だから、この調律師さんは今はもっぱら古いピアノの修理や調律を専門としていて、新しい楽器はほとんど取り扱わないそうだ。

YAMAHAのピアノについては、精度は高いけれど、何か一つこう音に欠けるものがある気がすると言っていた。そして、新品のうちは良いが、15年くらいすると急に音質が悪くなってしまうのだって。

と言われても私には判断のしようもないけど、、、、

うちにやって来たエッケのグランドピアノは、去年、プロのコンサートに何度か貸し出している。一人はヘルゲ シュナイダーというアーチスト。もう一人は忘れちゃった。そんなプロの人が弾くのと私や子ども達が弾くのでは、音が全然違うのだろうなあ。
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by ongakunikki | 2009-01-09 03:47 | 音楽メモ

集団指導について

子ども達をドイツで学校に通わせていて、日本とドイツの学校では音楽の時間の内容があまりに違うので、常々それを不思議に思っていた。

ドイツでは、楽器の演奏指導はまったくといっていいほどしない。音楽の時間にはみんなで歌を歌ったり、作曲家についてちょっと勉強したりする程度のようだ。そもそも学校に楽器が全然ないというのも珍しくない。音楽の先生は自前のギターまたはキーボードで伴奏をする。

ソプラノリコーダー程度ならそれほど高くないのだから、やってもよさそうなのに何故導入しないのかな?と思っていたが、ようやく事情がわかって来た。どうやら、集団に楽器を教えるというのはドイツの教師の手に余るようだ。

ぷっちの学校でクリスマスの合唱のゆうべという行事があった。

学年事に合唱を順番に披露するのだが、合唱になっていなかったので驚いた。パート分けなどは全然していなくて、全員で同じメロディを歌うだけなのに、まるっきり揃っていない。音楽の時間に練習していたはずなのに。

1年生などはわずか15人しかいないのに、どうしてもっとうまくまとめられなのかしら?と思ってしまった。

歌ですらこうなのだから、何十人もいるクラスの全員にリコーダーや鍵盤ハーモニカを教えるなんて、ドイツの教師にはまったくお手上げなのだろう。

そう考えると、日本の学校の先生はすごいことをやっているってことになる。改めてびっくり!!

日本のヤマハやスズキの教室のグループレッスンなども、「所詮グループレッスンだから。。。やっぱりマンツーマンの方が良い」などと言われているけれど、そもそもグループレッスンが成立するってことがすごいことなのかなあ?

今まで当たり前に思っていたことが、当たり前ではないと気づいたよ。
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by ongakunikki | 2008-12-11 19:14 | 音楽メモ

D. Tony Cicoria

テレビで「音楽の力」というドキュメンタリーをやっていて、とても信じられないようなことを聞いた。

Dr. Tony Cicoriaさんという音楽家の話。

彼の職業は医者。ロックを聴いて育ったけれど、それ以外は音楽とは関係のない人生を送っていた。

しかしあるとき、ピクニックの途中に使用した公衆電話に雷が落ち、受話器に触れていた部分に火傷を負った。

幸い、火傷はじきに治り、職場に復帰。元通りの生活ができるはずだった。

ところが、どういうわけか、突然、頭の中でピアノの音が鳴った。ピアノなんて、弾いたこともなければ、聴いたこともほとんどないのに。「何だろう?」と不思議に思い、ピアノのCDを買って来た。

しばらくピアノ曲を聴いていたら、自分でも弾いてみたくなり、ピアノを買ってレッスンを受け始めた。狂ったように練習した。

そんなある日、自分がピアノを弾いている夢を見た。夢の中で弾いた曲はどの作曲家の曲でもない。それは自分の曲だった!彼はそれを「雷ソナタ」と名付けた。


現在、このお医者さんはピアニストであり、作曲家。

http://cdbaby.com/cd/drtonycicoria

上記のサイトで「雷ソナタ」が視聴できる。
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by ongakunikki | 2008-11-09 03:50 | 音楽メモ

ミスタッチ

たろっぴとコンサートに行って演奏を聴いていて面白いなーと思うことがある。

休憩のときに、「どう?あの人の演奏?」と感想を求めると、「3回間違えていたよ」とミスタッチの回数を指摘することが多い。

私はプロの演奏を聴いていてミスタッチに気づくことはほとんどないし、たまに「ん?今の音ってミスタッチ?」と思うことはあるけど、本当に間違いなのか、それともそういう曲なのか、曲自体をよく知っていない限りは自信が持てない。

たろっぴは、「ボクは知らない曲でもミスタッチがあればわかるよ!」と豪語する。

ほんとうかなー?と怪しいんだけどね。

彼が言うには、「どんな曲でも最初の十秒くらい聴けばどういう構造の曲かわかるでしょ。だから、おかしな音が出て来たらその構造に合うかどうかチェックするんだよ。合っていなければミスタッチってことだよ」

ううむ。音楽理論を勉強すればそういうこともわかるのかな?彼は理論は習っていないんだけど、子どもの頃から何年も音楽をやっていると理論を知らなくても直感でわかるようになるんだろうか?

それとも、たろっぴの思い込み?

それとも、私がわからな過ぎ?
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by ongakunikki | 2008-11-06 17:37 | 音楽メモ

音楽家とアルコール中毒

昨日は私のピアノレッスン日。

普通の曲を弾いてるときには感じたことはないが、テクニック教本を練習しているとすぐに指が疲れる、と私が言ったら、

「疲れたら、無理しないでください。休み休みやってくださいね」と先生に言われた。
「指を痛めたらいけませんからね〜。それともドーピングでもしますか?(笑)」
「え?音楽にもドーピングってあるんですか?」と私。
「いやいや、指の筋力を増強する薬を使うとか、そういう意味ではないです。でもね、音楽家の世界は集中力を高めるためにカフェインの過剰摂取とか、あるんですよ。アルコール中毒も大きな問題ですね」
「アルコール?お酒飲んだら、指もつれるんじゃ?」
「アルコールは逆に気分を鎮めるのに使うんです」

先生が言うには、演奏家はコンサートの後は大変な精神高揚状態にあるので、リラックスするためにお酒を飲むことが多い。なぜならば、演奏後なるべくはやく通常の精神状態に戻れないと、生活に支障をきたしてしまう。だが、お酒を飲み過ぎると、翌日のリハーサルで指が思うように動かなかったりする。不安になり、ますますお酒を飲む。その悪循環で、アルコール依存症になる人がとても多いのだそうだ。

「ハノーファー音大の講義にも、音楽とアルコール依存症っていうゼミがあったんですよ」と言っていた。

プロになるまでが競争なのではなく、プロになってからの競争は一層厳しい。オーケストラに入団して最初の10年間はベテランの先輩団員に対してコンプレックスがあり、いつも不安を感じる。10年経って自分がベテランにんったら、今度は新人に追い越されるのではという不安が襲って来る。

そんなわけで、音楽家になるには精神的に相当強靭でなければならないようだ。
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by ongakunikki | 2008-07-01 15:20 | 音楽メモ