子どもたちの大好きなバイオリン教本
子どもたちがバイオリン練習のためにメインで使っている教材は、キャサリン&ヒュー-カレッジという作曲者による小曲集。
いわゆる教則本ではなく、弾き方の説明などは書かれていない。全部で4巻で、それぞれに二十数曲収録されている。ピアノ譜がついていて、また、オプションで伴奏CDもある。 たろっぴもぷっちも、このシリーズが大好き。1月にバイオリンを始めて、第一回目のレッスンからずっと使っている。ぷっちは、現在二冊目のWaggon Wheelsの12曲目、たろっぴは三冊目のFast Forwardの3曲目。その他に、ぷっちは導入テキストやプリント、たろっぴはエチュード教材やアンサンブル教材、ボーイングテクニックの本も併用している。 私はもちろん、バイオリン教材のことは何もわからないけれど、このカレッジさん作曲の曲集はとてもよくできているように感じる。バイオリンを習い始めてすぐの頃は、まだ弦を指で弾いたり、解放弦で鳴らしてみるくらいのことしかできないけれど、その段階から伴奏に合わせて練習するので、それなりに曲を弾いているように聞こえて、練習している子どもも、聴いている私もとても楽しい。 この教材のコンセプトは「ゆっくりと、しかし正確に」であるそうだ。ドイツの楽譜屋では普通に見かけるが、どのくらい普及しているものなのだろう?一応、「作者前書き」の部分は日本語訳もついているが....... もしこの曲集を使っていなかったら、ぷっちは果たしてここまでバイオリンが好きになっていただろうか?と思ってしまうほど、ぷっちはこの教材を愛している。一冊目のStepping Stonesが終了したときなんか、CDに合わせて全曲一気弾きを何度もやっていた。昨日の朝も、学校に行く前に練習を始めて、「もう時間だよ」と言ってもなかなかやめずに学校にちょっと遅刻してしまった。 子どもたちのバイオリンは、たろぷー父がケースごと壁にかけられるようにとフックを取り付けてくれたのだが、ぷっちがこのフックを使ったのは最初のうちだけで、今は彼女のバイオリンは居間の床に置きっぱなしになっている。というのは、ぷっちは一日に何度もバイオリンを弾くことが多いので、いちいち壁にかけるのがめんどうくさいらしい。ケースのファスナーも開けっ放しで、いつでもサッと取り出せる状態。 と書くと、なんだかすごく練習しているように聞こえるかもしれないが、そういうわけでもない。練習は一日30分くらいしかしない。でも、気が向くと、練習ではなく、遊びで弾いている。そういうとき、音が狂っていても平気な顔をして引き続けているので、つい一言文句を言いたくなるが、言うと機嫌を損ねて弾くのをやめてしまう。だから、我慢、我慢。 「音が外れてる!」と注意するかわりに、たくさんいい音楽を聴かせてやって、ぷっちが自分で音に気をつけるようになってくれたらいいなと思っているのだが.......
by ongakunikki
| 2007-10-11 19:14
| 音楽メモ
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