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たろっぴの音の変化

たろっぴの今週のピアノ宿題の一つは、ヘンデルのサラバンド。(番号は不明)

とても情緒的な曲で、すごく私好み。いいなあ〜と言ったら、
「あっ、おかあさんは練習しないでよ!ぼくの曲だからね」と練習禁止されてしまった。

意外なことに、シャキシャキと明るい曲が好みのはずのたろっぴも、この曲をとても気に入っているよう。
「ぼくのこの曲のイメージはね、こんなかんじだよ。前にとても綺麗な町に住んでいた人が、引っ越して行くの。それで、何年も経って、久しぶりに懐かしい町に戻ってみたら、台風で町がメチャクチャになって、人が住めなくなってしまってるんだ。それで、あ〜あ、哀しいな。あんなに綺麗な町だったのに、って思ってる」

ほ〜、なるほど、そういうイメージか。そして、彼はほんとにしっとりと弾いているんだよね。

ハゲツル先生に習い始めた頃のたろっぴの演奏は、「指はよく回るけど、すごく雑」で、先生にも「タッチが乱暴だな〜」と言われた。でも、いつの間にか、しっとり弾けるようになっている。

この曲だけなのかな、と思って、他の曲もいろいろ弾かせてみると、やっぱり全体的に以前と比べてしっとりして聞こえる。以前は「元気で活発な男の子の音」そのものだったのが、ずいぶん変化したなーと感じる。

単純に、技術が少しは向上したからしっとりとも弾けるようになったということなのか、それともたろっぴの内面が変わって来て、それが表れて来たのか、どっちなんだろう。
by ongakunikki | 2007-10-03 16:17 | 練習記録
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