ピアノとバイオリンの両立

たろっぴが、「バイオリンやりたい」と言い出したのは去年の年末頃。

そのときの私の反応は、「何、言ってんの」。相手にしなかった。

だって、たろっぴは過去に数年ピアノを習っていたけど、ろくに練習もせんで、日本からドイツへの引っ越しのドサクサにまぎれ、すっかりピアノに触らなくなっていたから。
「楽器やりたいんだったら、ピアノをまた始めなさい」
「いや、バイオリンがいいんだけど.......」
「それはダメ!」

ところが時期を同じくしてぷっちが、「チェロやりたい〜」と言い出す。ぷっちはまだ音楽は何もやったことがなく、ドイツの学校では楽器は習わないから、何か一つ楽器を習わせたかった。
「チェロはちょっと........ うちにピアノがあるから、ピアノじゃだめ?」と聞いたら、「チェロがいい。それがだめならバイオリンでもいい」
うーーーーん、弱ったぞ。

村に良いバイオリンの先生がいると聞き、それじゃぷっちにはバイオリンをやらせようかと思ったが、ぷっちにやらせてたろっぴには許可しないというのはさすがに酷過ぎる。しかたなく、たろっぴには「自分から言い出したんだから、ちゃんと練習してね。じゃないとやめさせるよ」と釘を刺した上で、2人同時にバイオリンを始めることになった。

いざ始めて見ると、たろっぴは下手なりにもピアノを弾くだけあって、先生の言うことをすぐに呑み込んでスイスイ弾き始めた。そして、バイオリンを弾きだしたら音楽の楽しさを思い出したようで、突然、埃をかぶっていたピアノの蓋を開けて、ピアノを弾き始めた。それからは思いもよらぬピアノ三昧の日々。そしてとうとう、「ぼく、またピアノやる!」宣言。

「いいかげんにせ〜い!だからおかあさんはピアノにしとけって言ったじゃないか〜」
「バイオリンももちろん続けるよ。両方やりたいんだよ」
「二つなんて無理、無理!」
「ほんとに頑張るから、オネガイ〜」泣いて懇願するので、断りきれず.......

そうしたら案の定、ぷっちも、「たろっぴがやるなら、わたしもピアノやる!」
たろっぴは許可でぷっちは却下ということができず、4月に子ども達はピアノ開始。もうどうにでもなれとヤケクソで私までピアノ再開ということに。

子ども達がピアノとバイオリンを同時進行で練習してどんな感じかと言うと、

たろっぴは自分で時間をやり繰りしてうまくやっている。どちからというとピアノメインでバイオリンがサブ。この先、両方の楽器で宿題が難しくなると苦しいかもしれないが、自分で考えてどちらか一本に絞るなり、両方ともほどほどで満足するなりするだろうから、もう私が口を出す必要はない気がする。

ぷっちの方は..........正直言って、二つは負担かも。バイオリンの方は、先に始めたこともあってとてもよく練習している。宿題もたくさん出る。学校から帰って来るとまず最初にバイオリンを練習するけど、集中してやっているので終わると疲れて、すぐにピアノを練習する気にはならないようだ。(無理もない)

ピアノは宿題はほんのちょっとだけで、チョロッと弾いてハイ終わり。だから、ピアノの方はほとんど上達していない。でも、ピアノは好きだし、弾けるようになった曲を暇なときに遊びでよく弾いている。やめる気はサラサラないようだ。

「ピアノもバイオリンも同じように真剣にやれ!」っていうのはハードだと思い、私は何も言わずに様子を見ているが、このまま「バイオリンメイン、ピアノサブ」の状態で行くのか、それとも今後急に状況が変化することになるのか、ぷっちはまだ小さいからなんとも言えないな.......

これからどうなっていくのかな。

ぷっちに「おかあさんはどうしてバイオリンをやらないの?」といつも言われる。「ピアノをやってるから」というと、「ピアノと両方やれ」と迫られる。私には両立は無理なんだってば〜。
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by ongakunikki | 2007-09-30 15:44 | 練習記録
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