子どものためのクラシック
日本と比べて、ドイツではどういうわけだか小学校における音楽や美術教育が充実していない。そのため、学校の外で芸術に触れる機会を積極的に作ってやらないと、子どもは芸術とまったくの無縁で育ってしまうかもしれないのが心配。
そう思ってアンテナを張ってみると、ドイツには子ども向けの芸術プログラムが少なからずある。交響楽団のコンサートプログラムを見ると、土日の午後にファミリーコンサートが定期的に催されていたり、画家のアトリエで子どもを対象にしたワークショップが開かれたり、少なくとも大きな都市にはいろいろあるようだ。 子ども用に編集されたクラシックのCDもすご〜くたくさんあることがわかった。どれだけ売れているのかはわからないけど........... 最近のぷっちのお気に入りはこれ。 CDつき絵本、「ピーターとおおかみ」。 絵本を見ながらCDを聴くようになっていて、ナレーションと曲が交互に出て来る。登場する動物のテーマが楽譜になって挿入され、使われている楽器の絵が描かれている。お話が終わったところでもう一度通しで曲を聴くという趣向。 これはなかなかいいな〜と思った。通しで曲を聴きながら、「あっ。これは小鳥だね」「カモが逃げてるところだ」と想像して楽しめるから。 こちらはバッハの伝記。 CDにはナレーションは入っていないので、お話は自分で読むことになるけど、バッハの各時代の代表作品がお話の順にCDに収録されている。 「ピーターとおおかみ」も、バッハの伝記も、そしてもちろんモーツァルトなどの他の作曲家についても、いろいろな出版社から数多くの子ども向けの本(CD)が出ているので、絵柄や文章の好みで選ぶのも楽しいと思う。図書館にも少しは置いてあるので、探すのが楽しみになった。 日本にも似たようなものはきっといろいろあるんだろうね。だけど、絵の雰囲気などは日本とドイツで違ったりもするのかな?
by ongakunikki
| 2007-09-12 20:01
| 音楽メモ
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