妥協案

私は音楽的才能がないので、子ども達の楽器の演奏を批判することはない。練習のときにもアドバイスはしてやれない。

だからそういう意味で音楽教育に熱心な親の部類には入らないけれど、子ども達が楽器を始めたいと言ったときに「自分が習いたくて習うなら、毎日必ず練習すること」を約束させた。かなり厳しい口調で言ったので、子ども達は一応、それを守って練習は続けて来た。

でも、性格的にたろっぴはどうも怠け者で、隙あれば楽しようとするところがあって、たった5分引いただけで「練習した!」と言うことが最近増えて来たので、昨日、本人と話をすることになった。

子ども達がそれぞれ二つの楽器を習っているので、毎日の練習の時間的コーディネイトは楽ではない。時間にしたら合計で正味2時間ちょっとに過ぎないけれど、ピアノは私も含めて三人が習っているから順番に練習しなくてはならないし、居間にあるから、誰かがテレビを見ているときにはピアノは弾けない。

なるべく本人達の自主性に任せたいと思いながらも、次々と練習してくれないと回らないので、私が「たろっぴ、ピアノをやりなさい」「ぷっち、今のうちにバイオリンを弾きなさい」と声をかけなくてはならず、子ども達は自分が何か別のことをしている最中にそうやって中断させられると機嫌が悪くなる。「言われなくてもやるのに!」と思うようだ。

しかし、本人達は「あとでやろう」と思っていても、急にお客さんが来ただの、出かける用事ができただのということがあると、結局練習のタイミングを逃してしまい、気がついたら夜9時でまだ練習を始めてもいない、ということになってしまったりする。

特にたろっぴは中学に入ってから、学校の宿題が山のように出るため、時間的にキツくなってしまった。帰宅するととりあえずはパソコンで遊んだりしたい。中学生だから当然の欲求だよね。でも、そんなことをしているとピアノ、バイオリン、宿題の3点セットを片付ける時間がなくなっちゃう。

楽器を二つ続けるというのは本人にとってストレスのようだし、私も練習しなさいとうるさく言うのに疲れるし、もう限界かな〜というところに来てしまった。

それで、「毎日二つの楽器を練習するのが大変なら、一つに絞ったら」と言った。本人はそう言われてグズグズと迷っていたが、私が「ちゃんと練習しないなら、レッスンに行ってもしょうがない」と強く言うと、諦めたのか「じゃあ、バイオリンにする」と答えた。

これには私も夫もびっくり。

てっきり、たろっぴはピアノを選ぶものと思っていたから。長くやっている分、ピアノの方がバイオリンより上手だし、彼にはどちらかというとピアノの方が合っているような気がしていた。しかし本人は、「ピアノはもうある程度弾けるようになったけど、バイオリンはまだ始めて2年で、弾けると言えるほどは弾けないから、今ここでやめるのは中途半端過ぎる」って言うの。私は「まだたいして弾けないからこそ、やめる」のかと思ったのに、逆のようだ。

「一つに絞れ」と言ったのは私なのに、意外な展開に困ってしまった。たろっぴは、ピアノはレッスンを受けなくても、好きなときに弾けばいいと考えたようだけど、彼の性格からして、課題がなければ練習もしない。練習しなかったらあっという間に弾けなくなってしまうだろう。引っ越しで二度も中断したとはいえ、通算6年も習ってそれなりに弾けるようになったのに、もったいない.......... 

彼が「もうやめたい」と思ったわけでもないのにやめさせるのは可哀想か。。。。。


とかなんとかごちゃごちゃ考えて、ようやく話がこのようにまとまった。

「たろっぴは、毎日両方の楽器を練習しなくても良い」

できれば両方練習するけど、無理なときは一つだけでもよし、ということにした。これで精神的な負担は半減するだろう。

その分、上達は遅くなるけど、完全にやめてしまうよりいいよね。。。。。
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by ongakunikki | 2009-06-28 19:57 | 練習記録
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